グランフォンド福井 その4 坂・坂・坂

福井の話 最後です

最後の補給所を出て 少し行くと 道がだんだんと上向きに
いよいよ 最後16キロ全部登り区間です



全部登りと言っても 最後のスキー場への坂以外は ゆるい登り
短い距離なら 楽勝の勾配ですが
最後の最後になって 延々と続く登りは しんどい

なんども足ついて でも なんとか押さずに頑張ります

ガンバレ ガンバレ と小さい声で呟きながら ペダルを回してました

ゴール前10キロ地点位からは もはや遠足状態の人も結構いて
「あー 私も押そうかなぁ」と 何度も考えましたが
「乗ってたら 8キロ/h 降りたら たぶん3キロ/h なら乗って上がろうぜ」 なんて 
せこい計算をしてみたりしつつ ペダル回してました

最後の最後は苦しくて ちょっとでも楽になりたいと スポーツ飲料の方は残して
真水のボトルの中身を捨てたりもしました ← せこい努力?







坂の途中で 水をかけて励ましてくれる お姉さん軍団

そこまで 暑い って事はなかったですが なんとなく「記念にかけて貰いたい」と思って
「かけて下さい」と言うと 一応女性と思ってか すごく遠慮しつつかけてくれはりました
冷たくて気持ちよかった


このほかに 水着ねえさんも居たんですが そこは降りたいタイミングで無かったんで
写真無しです



要所要所で励ましてくれる スタッフの人の心づかいで
つらい坂も どうにか終了

トンネルの手前では スタッフじゃない普通の地元のおじさんにも励まして貰いました

なんとか トンネルに到着 ここを抜けたら下りと聞いてたので あぁとりあえず楽になる
と あんまり何も考えず ライトを付けてトンネル突入

タイミング的に 周りに人が居ず 一人でトンネル内を走ることになったんですが
このトンネルが長くて 怖いのなんの・・・

途中 曲がってる所で一瞬マジで視界が真っ暗になって
もうあかん 歩道に乗ろう と 恐怖のあまり止まってしまって
今にも自転車を降りようとした時 後ろから 危ない と叫びながら 
男性二人が抜かして行かれました
止まったら危ないですよね 申し訳なかったです

二人が前走ってくれる状態になったんで なんとか テールライトを頼りにトンネル脱出

トンネルから出るときにふと見ると 上がろうとしてた歩道は
トンネル出口で 突然切れて 20センチくらいの段差になってました
歩道走ってたら・・・コケてたと思います

危ないと 叫んで下さった 見知らぬ方が居なければ 最後の最後で大変なことになってたかも
ほんまに感謝です

スタート時もここのトンネルを走って行ったんですが
その時は 数珠つなぎで通過したから 全然怖くなくて なめてました


今思うと トンネル入り口で少し休憩して 誰か来るのを待って その人の後から走れば良かった


トンネル抜けたらしばらくは 下り 激下りじゃないから気持ちいい 
ひゅー と 走って降りて
スキー場への坂入口へ

下りの道から横に折れて上がって行くんですが
それが分からず 手前で止まってしまったので もうイケません
上がれません

ここは 押し有り と 思ってた道なので
それ程「悔しい」とは思わず 素直に押しあがり

スタッフの人が「乗るなら押しますよ」と言ってくださったんで
一度サドルを押してもらって その勢いで上がろうとしましたが
無理でした 
弱くて スイマセン

若干坂が弱まった場所で 乗る努力はしましたが
結局 最後1キロは遠足でした



押し歩きしてる時に撮った スキー場の坂へ上がる道

ゴール手前で道がフラットになったんで
自転車にまたがってゴール

最後の登り区間で  それまでの80キロ分以上に疲れた感じですが

ちゃんと 100キロ走れて嬉しかった


出る前は 「なんで 50手前のおばちゃんが こんなイベントに申し込んだんや?5000円は捨てたと思って行くのやめようか」とか
「当日受付に行って 私はもう年も行ってるし 体も弱いので50キロに変えて下さい」と頼もうかとか

色々後ろ向きな事を考えてましたが

終わってみたら 来年も参加したくて たまりません

と 言うか  もし来週もう一回有って 行きいなら行ける って事なら
迷わず行きたい  

そんな気持ちです


某コミュのお友達のみなさん

スタッフのみなさん

自転車の神さま

家を留守にさせてくれた家族のみなさん

有難うございました