手術のオモイデ

人生初の全身麻酔手術のオモイデ
もう 当分二回目は無い事を祈りつつ 記憶が新たなうちに振り返っておこうと思います


手術日は 入院から3日目
健康診断程度でも 前日10時以降絶飲食とか言われるから
手術ともなれば 前日の夕飯あたりから 絶飲食かと思いきや
意外にも  
食べ物は  前日夜9時まで
飲み物は  当日朝6時まで
ならば 病医の夕飯の後もまだ食べられるやんか

と いそいそと 病院地下のファミマへGO
当日の夜食と 前日朝の最後の飲み物を買いまくり





ドロリッチは 飲み物に含まれるのか?と 真剣に悩みました


結局 手術中なんか有って 原因がドロリッチでは恥ずかしすぎると思ったんで あきらめました



で 前日は ほんまに 9時きっちりまで 買い込んできたおにぎりやら パンを食べまくり
当日朝の最後の 飲み物タイムを寝過してふいにしないように 
5時半に目覚ましかけて  
就寝


当日は流石にナーバスになってたのか
目覚ましより 先に起きて
「こんな 早起きしたら なんか自転車イベントとかに参加する日みたい」とか のんきな事を思いつつ

冷蔵庫に入れておいた 最後の飲み物の 摂取
当分水分もとれん と思うと 辛いなぁ (>_<)


で  朝6時より ついに 絶飲食に入り
朝10時くらいから  点滴につながれ
後は 手術を待つのみ・・・・・

手術と決まった時から 「腕の手術でもていもうされるのか?」と 疑問に思ってましたが
さすがに ていもうは あまりせんでした
かんちょうは ありました (と 言うか 前日に下剤を飲んだけど 出ずで どーしますか?と言われたんで 「もしも とんでもない時に 下剤効果が現れたらいややし」と 自ら かんちょうを志願)

昨日までは 腕以外元気  な感じやったのに
点滴に繋がれると一気に重病に気分 

移動もしにくいし  ほんまに 待つのみで 退屈です 


昼過ぎにのす父が来てくれたんですが
手術は 2時くらいからと 言う事で またまだ時間あるし
のす父は 話し上手なタイプではないし  じーっといてられると 気づまり (笑)


しかも  病室で缶コーヒー飲むし 



(怒`・ω・´)

その後 学校終わって のすも 来てくれた 
のすの来室はひたすら 嬉しい ← 身勝手

結局前の手術が長引いて 私の 手術室入りは 2時45分
最後の方は 空腹と 退屈で
「手術はゆっくりしてくれたエエし とりあえず麻酔で寝かしてくれやー」って気分やったんで

手術室行きは 「こわい」じゃなくて 「やったぜ」 な感じでした

当初「歩いて行きます」と言われてた手術室行きですが
なぜか ストレッチャーで移動

ほんの 20日程前に 父親の手術室入りを見送った所なんで
よもや 私がこの中に入るとは・・・と 不思議な気分です

どさくさに まぎれて のすに 「ママぁぁぁぁ」と叫んでくれ と頼んで 
「あほか」と一蹴されますた (ToT)


で 手術室に入り、前室みたいな場所で 髪の毛に帽子をかぶせられたりしてから
いよいよ オペ室へ

最初 ストレッチャーから 手術台に自分で移れますかーと 聞かれたんですが
「移れます」と 返事する前に
「やっぱり 抱えて移します」と言われ 「1 2 3  はい 」の掛け声とともに 手術台に移されました
自分で移れたと思うんですが・・・まあ テレビで見るアレを実体験出来たから ちょっと嬉しかった (*^_^*)


「点滴の方から眠くなるお薬行ってますー」と言われたけど 眠くないし
もしや 麻酔が効かないまま 腕を切り裂かれたら・・・とびびってましたが
「では いまからねー マスクの方からも眠くなるガスが出ます 深呼吸してくださーい」と 言われて
二回ほど深呼吸したら そのまま すーっと 意識が落ちました




で  ここからの事は 私は 全然知りません




そして 

○○さん 終わりましたよー の 声で現実に引き戻され
その瞬間は 痛みを感じてなかったんで
冷静に術前説明で 「神経を誤って切断してしまって 指が動かなくなる可能性が有る」と聞いてたんで
指を動かしてみると・・・・・・・ 動く よかったー

とか 思ってると 突然 右腕が火を吹いたような感触に

むちゃくちゃ痛い  痛い というか 火であぶられてるような感じ (あぶられた事は無いけど)

「痛いですー」と 訴えるも 「今病室に移動中ですから少し待って下さいねー」と 言われ
ベットに乗せられて 病室へ帰着


さっき意識が有った時は 脳内は「腹減った 腹減った」やったけど
今は 流石に 激痛で空腹は飛んでます

とにかく痛い  そして 何故かおしっこしたい
たしか 導尿すると聞いてたけどしてないのか? 痛くてちびったら大変やん
と 心配になり 
のすも 見守る中ながら 看護婦さんに「すいません おしっこがでそうです・・・」と訴えると
「管が入ってますから 大丈夫ですよ」と 言われました 管入ってても感触は有るんね 知らんかった


おしっこ問題は解決しましたが 痛みは激しくなるばかり
首をのけぞらしてこらえてると 「肩の力を抜いて下さいー」と言われましたが 抜けませんよ 痛すぎて
「痛い、痛い」と 訴えると  「点滴から痛み止めが行ってますが 効かないようなら座薬を入れますね」と




これが 登場


しかし 入れてもらっても 痛み収まらず

モルヒネ打って下さい」とか言って 笑われた挙句

関節に打つ痛みどめ注射を打ってもらって やっと痛みが一息つきました

この関節注射は すごい効き目なんですが
中毒性が有るらしく  
術後72時間以内 5回までは 可 の指示は出てるけど
なるべく使いたくない方針のようで

「注射するか、座薬でしんぼうするか」と聞かれると
ついつい 「注射と言うと辛抱弱いと思われるかなぁ」と思って ええかっこしてしまい
結局一回しか使いませんでした


その夜は 電気を消すと 「痛い」と言うのに気持ちが集中してしまうので
個室を良い事に 一晩中テレビつけっぱなしで
テレビを見ながら 時々 意識が落ちて少し寝て また 目覚めるという風な一夜でした



翌日 7時前に 一日ぶりの朝食



焼いてない食パンに マーガリンとジャムを こすりつけて ワシワシと食べる 
なんとも チープな朝食ですが 


どんな パンより 美味しかったです




と 言う感じで 生まれて初めての手術は 終了

あとは だんだんと 痛みが引いていくのを待つのみでした